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イラン邦人誘拐 パキスタンが協力 急転直下で解決へ!!

毎日新聞によると、イラン南東部で横浜国立大生、中村聡志さん(23)が武装麻薬密輸団に誘拐された事件は、中村さんが14日、無事解放されるまで約8カ月を要した。今年3月、解放交渉はいったん合意に達したが、密輸団が要求をエスカレートさせたため決裂、さらに長期化の様相を見せていた。国境警察幹部によると、イラン政府がパキスタン政府に捜査協力を要請。急転直下で解決に向かったとみられる。

【関連写真】中村さんの父会見「いつもの聡志の声だった」と笑顔

 少数民族バルチ人の密輸団「シャハバフシュ」は当初、中村さんの解放と引き換えに収監中の仲間3人の釈放を要求した。だが、イスラム革命(79年)以降、「麻薬との戦い」による死者は密輸団、イラン当局双方で3000人以上にのぼる。釈放要求リストには当局者を殺害した人物も入っており、当局は事件の再発防止と、現地治安当局の感情にも配慮し、拒否し続けた。

 そんな中、密輸団は昨年11月、南東部シスタン・バルチスタン州内の潜伏先で治安部隊の包囲に気づき、パキスタンのバルチスタン州に逃げ込んだ。

 イランとパキスタンは長く「冷たい関係」が続いてきた。イランは反米のシーア派国家だが、パキスタンは親米でスンニ派が主体。パキスタンが支援していたアフガニスタンの旧タリバン政権を、イランは敵視していた。タリバン政権崩壊後も両国の不信感は根強い。

 パキスタンのバルチスタン州もイラン側のバルチスタンと同様、「辺境」に位置する最貧困地帯で、パキスタン中央政府への不満がくすぶる。また、イランがパキスタンに捜査協力を求めることは「貸し」を作ることにもなり、連携は当初から期待薄とみられ、密輸団に「安全地帯」を提供する格好となった。

 だが、イラン当局は今年3月、密輸団の要求を基本的に受け入れる「苦渋の決断」(テヘラン外交筋)をし、中村さん解放で合意した。ところが翌4月、密輸団はイラン人の聖職者を新たに誘拐して、解放条件を死刑囚を含む仲間5人の釈放と引き上げたため、イラン政府は態度を硬化。パキスタン政府への協力要請に踏み切ったようだ。

パキスタンか。何かお礼をせねば。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080616-00000011-mai-int